メトホルミンで若返る!? アンチエイジングの新常識【薬剤師が解説】

アンチエイジング

いつまでも若くカッコよく、キレイでいたい!

誰しもが1度は思ったことがある野望ではないでしょうか?そんなアンチエイジングに効果があるかもとされているメトホルミンというお薬を今日は紹介していこうと思います。

メトホルミンってどんな薬?

まずはそんな夢と希望に満ちた薬の基本について。

メトホルミンは2型糖尿病の治療薬で、血糖値を下げる働きがあります。

具体的には以下のような作用があります。

•肝臓での糖の産生を抑える

•筋肉での糖の取り込みを促進する

•インスリンの効きを良くする

副作用としては**胃腸症状(吐き気・下痢など)**が比較的多く見られますが、低血糖を起こしにくいのが特徴です。

これが現在の医療現場での基本的な使い方です!

なぜアンチエイジングに効くの?

ここからが本題!

メトホルミンは、実は細胞のエネルギー代謝や炎症に関係していて、「老化をゆっくりにするかも!」と世界中の研究者が注目しています。

わかりやすく言うと、メトホルミンを飲むと…

◆ 若返りスイッチ“AMPK”がON!

AMPKっていう細胞内のセンサーがONになると…

•ミトコンドリアが活発に!(エネルギー工場が元気に)

•古くなった細胞をリフレッシュ!(オートファジー促進)

•脂肪がたまりにくくなる!

→ 細胞レベルで“若返りモード”になる!

◆ 炎症が落ち着いて、老けにくく!

年をとると体のあちこちで“じわじわ炎症”が起こりがち。これを「インフラマエイジング」って言うんだけど…

メトホルミンはこの炎症をやわらげる作用もあり、肌だけじゃなく、血管や脳にも良い影響が期待されてるんです!

じゃあ、美容目的で飲んでもいいの?

ここがとっても大事!

メトホルミンは医療用医薬品なので、自己判断での服用はNG!

美容目的では保険適応外

副作用(吐き気・下痢・まれに乳酸アシドーシス)もある

個人輸入はリスク高すぎ…

実際買えないことはないですが、薬剤師として積極的な推奨はできません…実際使ってみたいと言う方はモルモットになったつもりで、検証してみるのもありかもしれません。でもそこは自己責任でお願いしますね笑

じゃあ結局どうすればええねん?

安心してください。AMPKは、薬を使わなくても生活習慣で活性化できます!

たとえば…

プチ断食(空腹時間をあける)

有酸素運動や筋トレ

血糖値が上がりにくい食事

睡眠をしっかりとる

そして、必要に応じてNMNやレスベラトロールみたいなサプリも選択肢に。

薬に頼らずアンチエイジングも十分可能なんです!

まとめ:若返りのカギは「細胞」から!

メトホルミンにはAMPKを通じたアンチエイジング効果が期待されている

ただし、美容目的での使用は慎重に!

まずは、生活習慣から“若返りスイッチ”をONにしよう!

炎症と老化の関係、AMPKやらミトコンドリア、オートファジーなどちんぷんかんぷんなワードばかりと思いますので、次回はそこらへんを深掘りできればと思っとります!!

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